Tsukuba meeting
2004.4.29
Thursday
レースもエンターテイメント


4月28日PM8:00天候:曇
会社勤め最終日、会社をあとにして感傷に浸る暇も無く積車を借りに行く。レーシン
グは今回から三島の自宅にあるので一人で手際よく積載する。前回の反省を生かし、
今回は宿泊をすることにし、サーキット付近の宿を予約しておいた。今回は兄とM氏
がピットクルーとして積車に乗って行くことになった。ありがたい。


行きの246が空いてるので大井松田まで下道を走り、そこから高速に乗る。
3人積車に乗ればワイワイやって退屈とは無縁だ。
海老名SAで軽く休憩をとり、筑波の宿に12:00ちょうどに到着。わずかの睡眠
をとるが十分に休息ができた。


 
4月29日AM6:00天候:晴
現地へ向かう途中、田んぼにレースカーを牽引している車が突っ込んでいた。夜通し
走ってきた為に居眠りをしてしまったんだろうか。気の毒だけどどうしてやることも
できず通り過ぎる。到着後、積車からレーシングを降ろし押していく。3人で押すの
だけれど坂道なので押し疲れてしまい、ピットへはいらずにそのまま車検場へ。
車内の荷物を出していなかったので車検場で注意されてしまう。
車両には何も問題が無く、ピットに入ってからホイールナットのまし締めなど一通り
メンテを行う。


予選を無事終えタイムを見てみると20秒台でまずまず。ゼッケン20番のDさんの
後ろにつくパターンは前回と同じだ。


それではS65レース参加車両を一台づつ予選結果順に紹介します。

AUT_2748-w400.jpg今回もポールポジションはロータス
コルチナMk-1。TE37のホイール
にSタイヤが旧車とマッチするかは
置いといて、9秒台マークは立派。


AUT_2746-w400.jpg究極のクラス1車両が参戦。
アルピーヌM63です。K4GPにも参戦
していたA210に似ているけどこれも
カッコイイ!やっぱりCZR(クラブ
ゾーンルージュ)の車でした。
なんと往年のワークスドライバー
見崎清志さんがドライブ。
クラス2トップと互角のタイムで
オドロキ。


AUT_2768-w400.jpgアルピーヌM63の後ろ姿。
カブトガニみたい。


AUT_2750-w400.jpgジネッタG4も上位の常連になりつつ
あります。基本性能が高いのでどこ
まで速くなるかは未知数です。


AUT_2759-w400.jpg晴天にメッキが眩しいトライアンフTR-4A。
これが後ろにつくと怖いんだなあ。
「なまはげがキタ━(°Д°)━!!!!」
みたいな感じです。
「泣ぐ子は居ねが〜?」


AUT_2757-w400.jpg山本自動車のロータスコルチナ
Mk-1もおなじみの存在。
社長、ヨタのレースカーお持ち
ですから出しましょうよ。


AUT_2752-w400.jpg毎度専用パネルトラックに積んで
参加のトライアンフTR-4。
いつもトラックの中に保管してい
るのかな?でもキレイ。 


AUT_2747-w400.jpgスプライトMk-2が予選でクラス2位
とは予想外の展開に。アルピーヌに
どれだけ迫れるか楽しみ。


AUT_2758-w400.jpg今回はソロで参加のジャガーMk-2。
これだけ大きな車で12秒出せる
のはすごいことです。


AUT_2754-w400.jpg富士フィナーレにも参加していた
おなじみのべレット1600GT。
クラシックカーレースには欠かせ
ない存在です。
個人的にはグリルを付けて欲しい
なあ。


AUT_2753-w400.jpgスカイライン54B。
いすゞ対ニッサンの対決もミドコロ。


AUT_2749-w400.jpgルノーR8ゴルディーニがクラス1の
3位に付けましたが上位2台とはタ
イム差が2秒以上あり、本戦でどこ
まで追い上げるか。


AUT_2744-w400.jpgDさんの20番ヨタは熟成が進み、
競技を楽しむ余裕が出てきました。
それでもリアのショックが弱く最終
コーナーでふらついていました。 


AUT_2751-w400.jpg管理人のヨタはバッテリーの充電が
不十分で、予選後にバッテリーの充
電をしたいと思いつつ、ドクターチ
ェックやドライバーブリーフィング
があったりして出来ませんでした。
頼もうにも仲間がつかまらず一抹の
不安を抱え本戦に望むことに。


AUT_2760-w400.jpg珍しいアルファロメオジュリエッタ
セブリング。
なかなかオシャレでいわゆる「段ツ
キ」のような威嚇気味のスタイルで
はないので親しみがもてます。
それにしても凸状のヘッドランプカ
バーに赤いシールがキレイに貼られ
ているのが気になりました。


AUT_2742-w400.jpgDさんが東次郎仕様なら、とヨタハチ
で「カラス」を作ってきたアタケさん。
カーボンボディにリベットが新境地を
開いたみたいです。実際かなりの注目
でしたよ。


AUT_2740-w400.jpg「カラス」の中身。
ステアリング機構がラックアンドピニ
オンだよ。すげぇ。


こんな過激なモディファイはアタケ氏
ならでは。


AUT_2755-w400.jpg黄色のカニ目(スプライトMk-1)が
今回も参加。
スポーツパーツが豊富なだけに今後
の熟成が楽しみですね。


AUT_2745-w400.jpg国産リアエンジン車のコンテッサ
1300クーペL。


ウルトラマンみたいなカラーだけど
当時のワークスカラーなんだね。
初めてレースカーを見たけどスタイ
ルが流麗なのはコンテッサ(伯爵夫
人)ならでは。


他のレースの参戦車両をチェック。

AUT_2762-w400.jpg同じクラブSTING浜松エントリーの
Y田ミニレーシング。前回のクラッ
シュから新規製作しての参加。
よく間に合ったなあ。製作のO氏も
かかりっきりだったそうな。


AUT_2764-w400.jpg前期スプリンタートレノ。
外見がそのまま大人しい感じですが
したたかに速いので好感持てます。


AUT_2767-w400.jpgTSカップが今回からスタート。
かつてのマイナーツーリングレー
スの再来とあって注目度大でした。


トヨタのKPスターレットとニッ
サンサニー。エントリーは8台で
したが次回にはもっと増えるかも?


AUT_2773-w400.jpgFクラスの黄色いZといえばシティ
オートのマシンですが今回はGノー
ズが付いてました。認可されたのか
とにかくかっこよくなってます。
本戦でのトップ争いは見ものでした。


 ・メンテフリーとは言ってもねぇ
前日に宿泊していたこともあってユックリ行動が出来、気持ちも今まで無いほど落ち着いて
いた。まるでこれからレースを観戦するのであって自分が出走するのではないかのような。
メディカルチェックも医師から「まったく問題ない」とのお墨付きをもらい安心してブリー
フィングへ。予選走行時からエンジンの掛かりが渋かったのが気になり、わずかの時間でも
充電しておきたいと思いつつ何にもしなかった。タイヤの空気も路面の状況から少なめのま
まとし、プラグに関してはチェックすらしなかった。いかん、いかんぞソレは。いくらヨタ
が壊れにくくメンテフリーとはいっても、最低限のことはやろうや。それがレースちゅうも
んやろ。でもエンジンが掛かればそんなに電気消耗しないだろうと安心しきっていました。


 ・これが「バトル」だ。
本戦がスタートし、第二グループの先頭に立った管理人のヨタの後ろにコンテッサとアタケ
さんの「カラス」、Dさんの「東次郎」、alfa、スプライトが続く。
性能にそれほど差が無いので抜きどころが無い。抜く時は多少の強引さを伴う。うひひ第2
グループの先頭だーい。バックストレートで引き離し1コーナーでダンゴ状態・・というの
がしばらく続くが均衡を破ったのがアタケ氏の「カラス」がコンテッサを抜いてからだった。
コーナー毎に迫ってくるのがわかる。ミラーにはダンロップコーナーで右に左にタコ踊りし
ながら迫る漆黒のヨタが写る。減速を十分にしようとした第2ヘアピンのイン側のわずかな
隙間に「カラス」が飛び込むと続くDさんの「東次郎」にもパスされ一気に意気消沈。
なんであんなに速く曲がれるワケ?サスペンション?タイヤ?まあいいや追いついてやろう
とバックストレートでDさんの「東次郎」に並び最終コーナーをサイドバイサイドで抜けて
いく。1コーナーでブレーキをギリギリまで粘るDさんに先行を許し再度こちらがアタック
をかけ、第2ヘアピンの立ち上がりで追いつき・・・なんていうのを3〜4周遊びながらや
っていました。遊ぶとはいっても100キロ以上の世界。かなり高度なテクニックを要する
のです。スタンドも盛り上がっていたみたいです。


 ・アルピーヌがぁ・・・
予選でクラス1ダントツの9秒台をマークした見崎アルピーヌが中盤に2ヘアピン前のグリ
ーンに停まってしまいました。ありゃあ〜残念。周回遅れになるときじっくり見たかったん
だけどなあ。


 ・どうにも「吹け」ない!
後半になるにつれどうにもエンジンが吹けない。メカニカルな部分でなく明らかに燃料系。
富士の2H耐久で希薄燃焼でブローさせた経験があるのでここでムリは禁物。あと一周だま
しながらチェッカーを受けられたかもしれませんがここは大事をとってグリーンに停める。
ほどなくしてチェッカーが振られ残念ながら終わってしまいました。
パドックに戻りやすいところに停めたのでオフィシャルに押してもらってパドックへ。エン
ジンがかからないのでもしや「バッテリーか?」とりあえずバッテリーを外しピットで充電
しつつ他のレースを観戦。びっくりしたのが1ヘアピンの人の多さ。デッドヒートが繰り広
げられると「ワー」という歓声。失礼ながらこんなに盛り上がっていたとは知りませんでし
た。



AUT_2775-w400.jpg充電が完了し、再度車に搭載し、
エンジンを掛ける。一発でかかり、
まったくもって吹けも問題なし。
やっぱりバッテリーだったんだ。
情けないやら悔しいやら。右手で
指差している箱がバッテリーボッ
クス。用心しすぎるくらいでない
とレースはまっとうできないので
あります。


AUT_2776-w400.jpg今回お手伝いいただいたM氏と
兄。ほんとにお疲れ様でした。




 最終結果  クラス1
順位 車番 車名
1位 77 横山さん ヒーレースプライトMk-2
2位 21 原田さん R8ゴルディーニ1100
3位 42 アタケさん トヨタS800
4位 20 四葉オートDさん トヨタS800
5位 76 管理人けんいち トヨタS800
6位 73 鈴木さん コンテッサ1300クーペL
7位 59 小林さん ヒーレースプライトMk-1
8位 49 見崎さん アルピーヌM63
5位までのうち3位がポンコツおじサムからアタケ氏になっただけで何も変わらないのが
現実というか実力なんでしょうねぇ。
いいところを見せられずに残念でしたが次回こそ・・・てゆーかその前に定職につかねば。

おしまい。

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