K4GP
in
SEPANG

6 HOUR ENDURANCE

2005/1/30(sun) in SEPANG-F1-CIRCUIT
ああ夢の海外レース参戦(本戦編その3)


1時間の完熟走行の後マレーシアの車好きの人たちへ1時間走行会をプレゼント。
ダイハツはマレーシアに工場があるのでミラやムーブ(現地名は不明)が走行に
参加。日本のミラジーノのマレーシア版と思いきや850ccなんだって。どー
りで速いわけだ。さらに三菱との合弁会社プロトンの車もいました。皆それぞれ
のスピードで走行を楽しんでいました。その後に我々の6Hが控えますが皆手を
止めてコース上を走るマレーシアの人たちに手を振り、ドライバーもそれに答え
大きく手を振り返しました。言葉は通じなくても思いは同じ。何だか心に熱いも
のを感じました。



VFSH0046.jpgスタートは変則ルマン式。
コースの右側に車を45度
斜めにしてゼッケン順に配
置。コースの反対側にいる
仮装したスタート要員が走
って車をタッチしエンジン
始動。レーススタートとな
るのだ。
 
スタートまでの間に地元の
メディアやギャラリーが車
を覗き込む。遠い日本のス
モールカーに興味津々。 


VFSH0051t.jpg正午になりスタートが切られ、
まずは調子を見るためにポンコ
ツおじサム(以下S氏)が周回
を重ねる。時間が経つにつれ気
温はみるみる上昇。じっとりし
た空気がサーキットを覆う。 


VFSH0048.jpgフランスの至宝アルピーヌA210
リアフェンダーカバーは今回取
り外されていました。
やはりこの車には耐久の“現場”
が良く似合う。博物館で眠らせ
るのはもったいない。 


VFSH0047.jpgこれぞ耐久ならでは。タイヤ交換
シーンです。
日本ではエアーや電気を使ったり
しますがここはマレーシア。人力
でなんとかしなくては。 


VFSH0050.jpgうちのチームはベスト3分40秒を
めざしましたが早々にエンジンが白
旗をあげ吹けない状態に。一周冷や
しては攻めの繰り返し。ダダッ子を
なだめすかすかのようにガマンが続
く。空に雲が出てきてわずかに気温
が下がった頃、K氏が40秒を切り
期待は膨らむ。 


DSCF0094.jpg給油は申告してからチーム員で行う。
ヨタは安全タンクに25リットル入
るので残りは29リットル。2回給
油となります。この間ドライバーチ
ェンジやメンテは禁止。


VFSH0052t.jpg前半ゼッケン2のザウルスJr
とトップ争いをしていたカニチ
ーノ。ヨタハチ乗りで有名なエ
ーサクさんもドライバーだった
りします。 


DSCF0145.jpg4時間を過ぎた頃から空に暗い雲が
たちこめはじめいきなりのスコール!
日本の夕立の何倍だろうかと考える
事さえどこかへとんでしまう程。


VFSH0054.jpg6時間のゴール!無事チェッカーを
受け、幸いヨタハチは最前列で並ぶ
ことができました。


そこになんと往年のドライバー達が
駆けつけてくださいました。それも
そのはずトヨタワークスとして現役
当時走っていた頃の車は唯一このヨ
タハチなのだ。歴史を知るS氏も気
さくに話し掛けてもらい大感激。 


VFSH0058.jpgスポーツカーズの備長炭は現地
の人にも大ウケ。低くて流麗な
ボディはカーボンで今回のベン
トレー風ステッカーがいい味出
してました。


VFSH0067t.jpgゴールのあとはお待ちかねパレ
ードランです。ヨタハチはこれ
まで2人乗ってのパレードでし
たが思い切って4人で乗ってみ
ました。結果私は腰を曲げたま
まシート後ろに入ったため時間
が経つにつれ痛くなってしんど
かったですがこれも楽しみ。
キャラRのI氏もプールやサウ
ナで特訓?の甲斐あってか無事
完走できてよかったね。


VFSH0064.jpgおーいカウル擦ってんぞぅ。
ガシャガシャ音をたてながら
ザウルスはパレード。と思っ
たらウチの車も定員オーバー
かリアフェンダーにタイヤが
あたってガーシャガーシャ。
もうどーでもいいや。 


VFSH0066.jpg最終ドライバーのS氏もお疲れ
様。我々レース未熟な3人を引
っ張って下さり頼もしかったで
す。
約20年この車をレースカーと
して走らせてきて、ついに海外
のレースに参戦することになろ
うとはレースを始めた十代の頃
のS氏には想像できなかったで
しょう。 


永いようであっというまの6時間。急遽4人で走ることになったりエンジンやキャブが
マレーシアの気候になじめなかったりと色々ありましたが終わってみればそんなことは
どーでもいいことなのです。確かに入賞できなかったのは悔しい。でも我々は自分達の
好きな車でサーキットをおもいっきり走りたいだけなのです。そういう素人でもレース
を楽しめる。それがK4GPに参戦し続ける理由であり魅力でもあるのです。



おしまい


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