K4GPinDART’04
2004/3/14(sun) in MOTOSU-highland
本戦編
雄大な富士をバックに好天に
恵まれた本栖ハイランド。
朝8時に集合し、10時から
6時間の耐久ダートレースに、
ホントに最後と決めた与太八
スピリット号での参戦。
雰囲気重視で仕上げてみまし
たが東南アジアにいそうな謎
の車になりました。
スタートを待つ車の中に黄色
のレーシングヨタオーナーで
あるアタケさんとストーリア
X4を発見。
見るからに金掛かってそう。
ボンネットはカーボン?
これは戦闘力高そうだ。
本気具合がビッシビシ伝わっ
てきます。
ヴィヴィオRX-Rにジムニー。
4駆のこの車たちはよく走る
だろうなあ。2台ともナンバ
ー付きということは自走で来
たのきゃ?
スタート直後にマッドフラップ
の固定プレートがタイヤに接触
したのでピットイン。ドライバ
ー交代を行い、T君が走り出す。
ほどなくしてエンジンが吹けな
くなってピットイン。プラグコ
ードが外れていました。
我らタイムウォーカーRCは
1ヘアピンの奥にピットを構
え、戦況を見守ります。
レース開始から出るわ出るわ
の大きな石の数々。車が途切
れるときを見計らい皆で排除
に繰り出す。轢かれそうにな
りながらもレースをサポート。
これもまた楽しいものです。
ボンネットピンが折れ、ボンネ
ットにガタが出てオフィシャル
に指摘されピットイン。針金で
固定するが衝撃の大きさがどん
どん車を蝕んでいく。
激しい衝撃に耐え切れずマフラー
前部のパイプが切れ、急遽ピット
イン。ナンバー付いていた頃から
サビと腐食がひどく、排気漏れを
起していたのです。
あたりまえだけど弱いところから
逝ってしまうのですね。、
このままでは危険なので、
マフラーを取り外すことに。
マフラーを留めている吊り
ゴムを外そうとするがそう
簡単に外れるものではなく
かなりの時間をロスしてし
まう。
センターマフラーのみとな
った車はワイルドな爆音を
発生させ、戦うマシンに変
身しました。遠くにいても
走っているのがわかる〜
スタートから3時間が経って、
いよいよサバイバルレースの
様相を呈してきました。車高の
低い車はバンパーを割るなどし
てガムテ補修が痛いたしいです
が、与太八スピリット号は大径
タイヤと事前のフェンダーカッ
トで、クリアランスを稼ぎなん
とか車の形を維持。
交代の時間になり、U田さんが
ピットに勢いよく飛び込んで、
轍を飛び越えたとたんにストラ
ットがすっぽ抜け、タイヤがア
サッテの方向に。
スプリングコンプレッサーなん
て持ってきてないよ。
・・・リタイヤか?
どうしよう。あ、そうだ積車に
手動ワイヤー締め締めがあった
のを思い出しスプリングを縮め
定位置にもどす。でも次ジャン
プしたら帰って来れない。完走
が第一目標なので無理をしない
走りに切り替えることにした。
後半は集中力も落ちるもの。
他車と接触し左には大きな
へこみが。すかさずU田氏
がガムテで「当リィ〜」と
貼る。
ぜっんぜん平気。だって廃車
なんだもん。どんとこい。
いつのまにか右ライトが破損。
危ないので外すことにしました。
すっぽ抜けた右フロントには
「キケン」の文字をガムテで
貼る。次のドライバーはS前
さん。必ず何かやらかしてく
れる期待のホープです。
目の前でジムニーが横転!
まっさかさまになったので
救助に向かうがガソリンが
漏れ出し戦慄が走る!ドラ
イバーを脱出させようと皆
で協力して助け出す。
敵味方関係なくゴールを目
指す。これが醍醐味です。
他の車たちもアリエナイ音
を発生しだす。キュルキュ
ル、ズガガガ、シューシュ、
見ていて楽しい。
S前さんが乗ってすぐに雑
木林を抜けたところでスト
ップ。携帯で確認すると、
電気系が焼けてエンジンが
掛からないという。
終わった。
オフィシャルに引っ張られ
ついにリタイアと覚悟した
が自分で引いた配線なので
なんとかなるかも。と工具
片手に動かなくなった車両
にむかう。何のことは無い。
手抜きして細い線をつかっ
たところが焼けていた。
バイパスさせてエンジン復活す。
積車に積み上げられていく
脱落したパーツ。マフラー、
センターパイプ、インナー
フェンダー・・・ゴールまで
まともな状態でいられるのか?
終了の4時が近くなり、完走の
チェッカーを受けようと各車ピ
ットからふらつきながら動き出
す。前半快調だったX4もスト
ラットを壊しエンジンからはニ
ャーニャーとネコのような音を
発していました。さすが猫竹工
房。粋な演出?
最後まで元気な赤いジムニー
以外はパレードランのように
ゴールの瞬間を待ちながら抑
えて走ります。よくここまで
ブラブラのストラットが抜け
ずにもったものだ。でもゴー
ルまで安心は出来ない。祈る
ような気持ちで見守る。
そしてチェッカー!
ゴールまで皆で迎えにいきます。
うわっすげぇ轍。すっかり掘れて
道ができちゃってます。
チェッカーを受けた車が並べ
られていきます。アタケさん
も満足そう。でもタイヤがヘ
ンな方向に曲がっているぞ。
X4の被害状況は・・どれどれ。
バックリ割れたストラット
ケース。(゜д゜)ウヘェ。
具合が悪くなりそうです。
リアダンパー付け根もバックリ!
鉄が紙の様に切れちゃってます。
555じゃなくてらららの
マーチもシャコタン仕様に
なってます。みんなストラ
ットやられています。
ウチの車も無事完走。他車と
比べてキレイなのはナンチャ
ッテ泥跳ね対策の賜物だったり。
最後にみんなで記念撮影。
ほんとは車に乗っかって撮り
たかったけど表彰式や撤収時
間が近づいていて断念。
対策のおかげかまったくつま
っていないラジエターまわり。
やったことが効果を得たので
ひとつ良い経験になりました。
次回はどんな車で出ようかな。廃車を引っ張り出し思い切り走るだけなのだけど
こんなに楽しめるイベントで花道を飾れるなら車も本望でしょう。
おしまい。
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